列王紀上 18:13. ____が主の預言者を殺した時に……。 列王紀下 11:1 さてアハジヤの母アタリヤはその子の死んだのを見て、立って王の一族をことごとく滅ぼした。
答え: ____________________
注: 旧約聖書において、イゼベルと娘のアタリヤは、北イスラエル王国と南ユダ王国を力まかせに支配し、異教の礼拝を神の民に押し付けたことで知られています。
ヨハネの黙示録 14:8. また、ほかの第二の御使が、続いてきて言った、「倒れた、大いなる____は倒れた。その不品行に対する激しい怒りのぶどう酒を、あらゆる国民に飲ませた者」。
注: 黙示録14章には、イエスの再臨の前に全世界へ伝えなければならない3つのポイントから成る緊急メッセージが含まれています。この課が注目するのは、第二のポイントです。バビロンは、人を酔わせるぶどう酒を諸国の民に飲ませたので、神に告発されています。この課では、カトリックの信者にとっても、プロテスタントの信者にとっても、非常に率直で、たぶん心をかき乱すようなメッセージを扱うことになるでしょう。この第二の天使のメッセージが、愛するイエスから送られたものであることを忘れないでください。わたしたちを救い、わたしたちに恵みを与えることだけがイエスの唯一の目的なのですから、イエスの真理にあなたの心を開いてください。
ヨハネの黙示録 17:18. あなたの見たかの_は、地の王たちを支配する大いなる都のことである。
注: 聖書の預言では、女は教会を象徴しています。純粋な女は、黙示録12章で描かれている神の真の教会を表しています。一方、みだらな女は、聖書から離れてしまった教会を表しているのです。黙示録 17:18は、黙示録が書かれた当時にこの女が支配していた、と言っていますので、この女がだれであるか、わたしたちは見当がつきます。それは、自らの権威、首都、権力を最終的に教皇ローマへ譲った異教ローマ(ルカ 2:1)だと、歴史は語っているのです。
ヨハネの黙示録 17:3. わたしは、そこでひとりの女が赤い獣に乗っているのを見た。その獣は神を__かずかずの名でおおわれ、また、それに七つの頭と十の角とがあった。 A.神を汚す罪がある(3節) B.紫と赤の衣を着ている(4節) C.「母」と呼ばれている(5節) D.堕落したみだらな娘(淫婦ども)を持っている(5節) E.聖徒たちを迫害し、殺害した(6節) F.「七つの山」の上に座っている(9節) G.「地の王たち」を支配した(18節)
注: 教皇ローマは以上の記述にすべて当てはまります。その本拠地は、「七つの丘の都」と呼ばれるローマにあります。赤は教皇庁の枢機卿のローブの色で、教皇は重要な行事にはよく王族の色、紫を身にまといます。ローマカトリック教会は、中世期に聖人たちを迫害し、地の王たちを支配していたことを認めています。(冒瀆の罪があるという証拠については、13課のLessonを復習してください。)神の象徴はぴったり合っているのです――みだらな母、そしてみだらな娘たちがその母にプロテスト(抗議)したので、プロテスタントと呼ばれるようになりました。ジェームズ・A・オブライエン神父の著書からの引用文に注目してください。「[土曜日に代わって日曜日を]順守することは、カトリック以外の教派が母教会から袂を分かったことを思い出させるものとして残っているのだ。」1といいました。1The Faith of Millions(Huntington, IN:Our Sunday Visitor, Inc.,1974),p.401.
ヨハネの黙示録 13:1. わたしはまた、一匹の獣が海から上って来るのを見た。それには_が十本、頭が七つあり、……頭には神を汚す名がついていた。 ヨハネの黙示録 17:3 わたしは、そこでひとりの女が赤い獣に乗っているのを見た。その獣は神を汚すかずかずの名でおおわれ、また、それに七つの頭と十の角とがあった。
注: 黙示録 13:1-10の獣と黙示録17章の獣は、明らかに同じものです。両方ともローマの権力を象徴しています。その教会(淫婦)が政府(獣)にまたがり、支配しているように、黙示録17章は宗教と政治の合体を指摘しているのです。黙示録13章にも、人々を強制的に拝ませる2つの獣が描かれています。第一の獣は黙示録17章の「憎むべきものらとの母」と同じ権力です。この課では、第二の獣が何であるかを明らかにします。
創世記 11:4, 6, 7, 9. 「さあ、町と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。」……主は……言われた、……「われわれは下って行って、そこで彼らの言葉を__、互に言葉が通じないようにしよう」。…… これによってその町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を乱された(バラル)からである。主はそこから彼らを全地のおもてに散らされた。
注: 「バベル」も「バビロン」も、「混乱」を意味します。この名の起源は、大洪水の後に反抗的な異教徒たちによって建てられたバベルの塔にあります。彼らは、将来に起こる洪水が決して届かないほど高く建てようとしました。しかし、神が彼らの言葉を乱されたので大混乱が起こり、この計画は中止されました。バビロンは、後に世界的な偶像礼拝の国として興り、神の民を迫害しました。黙示録では、「バビロン」は神の霊的イスラエルの敵である偽の宗教国家を表しています。
ヨハネの黙示録 18:2-4. 彼は力強い声で叫んで言った、「___、大いなるバビロンは倒れた。そして、それは悪魔の住む所、あらゆる汚れた霊の巣くつ、また、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣くつとなった。……わたしの民よ。彼女から離れ去って、その罪にあずからないようにし、その災害に巻き込まれないようにせよ。」
注: バビロンは倒れ、悪魔と悪霊の家になったと、神は言っておられます。また、バビロンは滅ぼされなければならないほど、その罪がひどくなりすぎたと、神は警告しておられます。バビロンの災いで滅ぼされないように、神の民は早々に去らなければなりません。
ヨハネの黙示録 17:4. この女は紫と赤の衣をまとい、金と宝石と真珠とで身を飾り、______と自分の姦淫の汚れとで満ちている金の杯を手に持(った)。
注: 彼女のぶどう酒の杯は、人を酔わせる嘘(箴言12:22)、すなわち人々を霊的に酔わせる偽りの教えで満ちています。以下は、人を引きつける彼女の欺きの一部です。A.十戒は義務ではない(6課参照)B.日曜順守(14課参照)C.秘密携挙(3課参照)D.魂の不滅性(9課参照)E.地獄での永遠の苦痛(10課参照)F.司祭に罪を告白すること(13課参照)G.偽の洗礼(11課参照)H.異言についての混同(23課参照)悲しいことに、一度バビロンのメッセージを受け入れた人は、霊的に酔ってしまい、聖書が本当に何を言っているのか、わからなくなってしまいます。なぜなら、こういった偽りの教えは、真理を理解する力を鈍らせるからです。
ヨハネの黙示録 13:11, 12. わたしはまた、__の獣が地から上って来るのを見た。それには小羊のような角が二つあって、龍のように物を言った。 そして、先の獣の持つすべての権力をその前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷がいやされた先の獣を拝ませた。
注: 気を引き締めてください。黙示録13章に出てくる第二の獣は、アメリカ合衆国を象徴しています。証拠は次のとおりです。A.出現した時期この権力は、第一の獣がとらわれ、致命的な傷を受けた頃に出てくるように描かれています(黙示録 13:10,11)。教皇の権力は1260年の終わり、つまり1798年に打ち砕かれましたが、アメリカ合衆国はその頃に出現しました。アメリカは1776年に独立を宣言し、1787年に憲法を定め、1791年に権利章典を採択し、1798年には世界的権力としてはっきり認められていました。B. 地中から出現するすでに勉強したように、多くの王国(獣)は人口の密集した場所を表す「水」から出てきました(黙示録 17:15)。「地」はその反対を表しています。合衆国は人口のまばらな大陸に設立されたので、この点によく合います。C. 小羊の角に似た2本の角がある預言では、小羊はイエスを、角は権力を表します。2本の角は、アメリカの基礎となっているプロテスタントの原則――公民権と宗教の自由――を表しています。いわゆる「建国の父たち」は、宗教的、政治的迫害を逃れるためにヨーロッパから渡って来ました。彼らは公民権と宗教の自由という原則を土台とした社会――「王なしの政府、教皇なしの宗教」――を作り上げたのです。
ヨハネの黙示録 13:11. それには小羊のような角が二つあって、龍のように物を___。
注: 龍のようにものを言うというのは、合衆国がサタンの影響によって、政教分離というプロテスタントの原則を破棄することを意味しています。合衆国は、良心に反して礼拝を強要する宗教的法律を可決し、それに逆らえば経済的制裁を受け(16節、17節)、最終的には死罪(15節)となるのです。
ヨハネの黙示録 16:13. また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ___の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。
注: 龍とはサタン(黙示録 12:9)のことで、異教の宗教を通して働いています。黙示録 13:1-10の獣は、教皇制度です。黙示録16章の偽預言者は、アメリカの背教したプロテスタントのことで、これは、小羊の角に似た二本の角を持っていて、後に龍のようにものを言うようになる獣(黙示録 13:11-17)と同じ権力です。これが「大いなるしるしを行」い、「先の獣の前で行うのを許されたしるしで、地に住む人々を惑わ」(黙示録 13:13,14)すのです。(黙示録 19:20の偽預言者の説明と比べてください。)
ヨハネの黙示録 16:14. これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の___のところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。
注: します。神は、彼らが団結する、と言われました。彼らが団結して偽りを広め、神の民に敵対する連合体を作るという点に注目してください。「全能なる神の大いなる日の戦い」とは、龍が女の子孫たちと戦う戦いと同じものです(黙示録12:17)。
ヨハネの黙示録 16:14. これらは、___を行う悪霊の霊であっ……た。 ヨハネの黙示録 13:13,14 また、大いなるしるしを行って、人々の前で火を天から地に降らせることさえした。 さらに、先の獣の前で行うのを許されたしるしで、地に住む人々を惑わせ……た。
注: 終わりの時のこの連合体は、悪霊によって大きなしるし、つまり奇跡を行い、ほとんど全世界を説得し(黙示録 13:3)、惑わしてしまいます。黙示録 18:23には、「すべての国民はおまえのまじないでだまされ」た、と記されています。
イザヤ書 8:20. ただ_とあかしとに求めよ。まことに彼らはこの言葉によって語るが、そこには夜明けがない。
注: 神の民は何事も聖書によって試すことが大切です。彼らは、奇跡や教えが悪霊から来ているのか、主から来ているのかを試すので、惑わされることがありません。
Supplemental Study
アメリカ合衆国とローマは、どれくらいの権力を持っているのでしょうか?黙示録13章は、終わりの時に教皇制度と合衆国が団結し、全世界に獣を礼拝させようと影響を及ぼすことを指摘しています。これらの存在は、それを実現するほどの権力を持っているのでしょうか。教皇制度は、群を抜いて世界中で一番強い宗教・政治権力を持っています。ほとんどの先進国は大使や代議士をバチカンに送っています。法王はほとんどすべての国々で尊敬され、歓迎されています。旧ソ連の首相ゴルバチョフは、「近年東ヨーロッパで起こったことは、世界を舞台にした政治的役割を含む、法王の巨大な役割と努力を除いては不可能だった」と語りました。1その当時の法王は、世界旅行を50回以上し、20世紀末までに宗教世界を教皇制度の下に一体化しようとしていたのです。アメリカは現在、第一の軍事国であり、影響力の中心であると見られています。「[アメリカは、]地球で最後の超大国である。」2「アメリカの勢力は、これからの世界の主要な出来事を左右するであろう。」3聖書の預言は、アメリカ合衆国と教皇制度が手を結ぶことをはっきり予告しており、この世の出来事は、この連合体が形作られつつあることを明確に示しています。1Tronto Star, March 9, 1992, p. A-1.2 “The UN Obsession,”Time, May 9, 1994, p. 86.3Jim Hoaglad, “Of Heroes…,”The Washinton Post, August 221, 1991, p. A-23.