イザヤ書 14:12. 黎明の子、_____よ、あなたは天から落ちてしまった。 イザヤ書 14:13,14 あなたはさきに心のうちに言った、「わたしは天にのぼり、わたしの王座を高く神の星の上におき、……いと高き者のようになろう」。 エゼキエル書 28:17 あなたは自分の美しさのために心高ぶり、その輝きのために自分の知恵を汚した。
答え: ____________________
注: ルシファーはもっとも力強く、もっとも美しい神の被造物でした。彼は天使の長で、おそらくその聖歌隊を指揮したことでしょう。しかし、その美しさのためにうぬぼれてしまったのです。(Supplemental Studyの「ツロの王とバビロンの王に象徴されたサタン」参照)
エゼキエル書 28:15. あなたは造られた日から、あなたの中に悪が見いだされた日まではそのおこないが__であった。
注: 神は、自分の意志で悪魔となることを選んだ完全な天使をお造りになりました。想像しにくいことですが、もし堕落する前のルシファーに会っていたなら、私たちはルシファーを大好きになっていたでしょう。正確な期間は分かりませんが、ルシファーは高慢と恨みを心に抱き始めるまで、何億年もの間、心から神に仕えていたことでしょう。主は被造物をロボットのように造ることもおできになりましたが、ロボットは愛することができません。真の愛は危険が伴うことを承知の上で行います。ですから、子供が時には言うことを聞かないのを承知の上で、親は子供をもうける決心をするのです。神は、ルシファーが反抗するのをいくつかの理由から許されました。第一に、神が被造物に自由意志をお与えになるかどうかについてのどんな疑問をも解決するためです。第二に、もしルシファーが神の愛と統治に対する疑いを広め始めた途端、神によって滅ぼされたなら、他の知能の高い被造物は長引く疑問を抱いたことでしょう。「ルシファーは正しかったかもしれない」と、彼らは考えたかもしれません。それゆえにルシファーは、罪の結果がどんなにひどいかを実証することを許されたのです。第三に、神は、被造物がただ罰を恐れるという理由から神に従うことを望んでおられません。神は、私たちが恐れからではなく、愛の原則から従うことを望んでおられるのです。
ヨハネの黙示録 12:7. さて、天では__が起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使たちも応戦した……。
注: 結局、ルシファーとその仲間の天使いたちは、天から追放されました。
ヨハネの黙示録 12:9. (龍は)地に投げ落され、その___も、もろともに投げ落された。 ヨハネの黙示録 12:4 その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投げ落した。
注: サタンはとてもずるがしこく、三分の一の天使たちを神への反逆に巻き込みました。現在、「悪魔」とか「魔物」とか呼ばれる堕落した天使たちが、サタンの計画を遂行しています。アブサロムの物語の中で、彼もほとんど自分の手を汚さなかったことに、私たちは気づきます。アブサロムはその従者たちに命じて、自分の望みを果たしました。サムエル記下 13:28 アブサロムは若者たちに命じて言った、「アムノンが酒を飲んで、心楽しくなった時を見すまし…… 彼を殺しなさい。恐れることはない。わたしが命じるのではないか。雄々しくしなさい。勇ましくしなさい」。サムエル記下 14:30 アブサロムはその家来に言った、「ヨアブの畑はわたしの畑の隣にある……行ってそれに火を放ちなさい」。
ヨハネの黙示録 12:9. ……サタンとか呼ばれ、全世界を___年を経たへび。 B. マルコによる福音書 1:13 イエスは四十日のあいだ荒野にいて、サタンの試みにあわれた。 C. ヨハネの黙示録 16:14 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって。 D. ヨハネの黙示録 12:10 われらの兄弟らを訴える者、夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、投げ落された。 E. ヨハネによる福音書 8:44 彼(悪魔)は初めから、人殺しであって…… 彼が偽りを言うとき、いつも自分の本音をはいているのである。彼は偽り者であり、偽りの父であるからだ。
注: 善と悪との戦いにおいて、サタンは1つの点において神より有利です。神は真実だけを使われますが、サタンは真実も偽りも自分の都合の良いように混ぜながら使うことができます。(Supplemental Studyの「予想外を予想する」参照)
コリント人への第二の手紙 11:14, 15. しかし、驚くには及ばない。サタンも光の__に擬装するのだから。
注: 悪魔がしたように、アブサロムも民を愛した振りをし、民への福祉を装いました。サムエル記下 15:5,6 そして人が彼に敬礼しようとして近づくと、彼は手を伸べ、その人を抱きかかえて口づけした。アブサロムは王にさばきを求めて来るすべてのイスラエルびとにこのようにした。こうしてアブサロムはイスラエルの人々の心を自分のものとした。サタンが信心深い様子を装って働いているときが一番危ないときです。(Supplemental Studyの「輝く天使」参照)
マタイによる福音書 4:5, 6. それから悪魔は……言った、「もしあなたが神の子であるなら、下へ飛びおりてごらんなさい。『神はあなたのために御使たちにお命じになると、あなたの足が石に打ちつけられないように、彼らはあなたを手でささえるであろう』と_______から」。
注: 悪魔は人を惑わすために聖書を曲げて引用することに長けています。ですから、神の民は惑わされないために、自分自身でよく聖書を理解する必要があるのです。
ヨハネの黙示録 12:17. 龍は、女に対して怒りを発し、女の_____、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たちに対して、戦いをいどむために、出て行った。
ペテロの第一の手紙 5:8. 身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける__のように、食いつくすべきものを求めて歩き回っている。 ヨハネの黙示録 12:9 この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへび。
注: 獅子も蛇も、獲物を捕らえるためにこっそり近づいたり、気をそらせたりします。同じように、悪魔もいきなり襲いかかり、残忍で被害者の苦しみを気に留めません。
ヤコブの手紙 4:7, 8. そういうわけだから、神に_____。そして、悪魔に立ちむかいなさい。そうすれば、彼はあなたがたから逃げ去るであろう。神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいて下さるであろう。
注: 神に近づく一番良い方法は、祈ることと神のみ言葉を学んで神を知ることです。
マタイによる福音書 4:10. するとイエスは彼に言われた、「サタンよ、退け。『主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』と_____」。 エペソ人への手紙 6:17 御霊の剣、すなわち、神の言葉を取りなさい。 ヘブル人への手紙 4:12 というのは、神の言葉は生きていて、力があり、もろ刃のつるぎよりも鋭くて、精神と霊魂と、関節と骨髄とを切り離すまでに刺しとおし。
注: サタンのずるがしこい惑わしから身を守る安全策は、罪を犯さないように神の言葉を頭に蓄えることです。イエスが悪魔と戦われたときにお用いになった手段は、わたしたちにも必要ですし、使用することができます。詩篇 119:11 わたしはあなたにむかって罪を犯すことのないように、心のうちにみ言葉をたくわえました。エぺソ 6:11 悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。
サムエル記下 18:17. 人々はアブサロムを取って、森の中の大きな_に投げいれ(た)。 イザヤ書 14:15 しかしあなたは陰府に落され、穴の奥底に入れられる。
エゼキエル書 28:19. あなたは恐るべき終りを遂げ、永遠に_____。 ナホム書 1:9 (主)はその敵に二度としかえしをする必要がないように敵を全く滅ぼされる。
エゼキエル書 33:11. あなたは彼らに言え、主なる神は言われる、わたしは生きている。わたしは悪人の死を喜ばない。むしろ悪人が、その道を___生きるのを喜ぶ。あなたがたは心を翻せ、心を翻してその悪しき道を離れよ。イスラエルの家よ、あなたはどうして死んでよかろうか。
注: 罪人を滅ぼすことに神は痛みを感じられます。神の愛の品性にない行動なので、聖書は罪人を滅ぼす神のみ業を「異なったもの」と呼んでいます。(イザヤ 28:21参照)
サムエル記下 18:33. 王は_______、門の上のへやに上って泣いた。彼は行きながらこのように言った、「わが子アブサロムよ。わが子、わが子アブサロムよ。ああ、わたしが代って死ねばよかったのに。アブサロム、わが子よ、わが子よ」。
この痛ましい場面は、天の父なる神が失われた子供たちのことをどう思っておられるかを表しています。私たちの代わりに喜んで死のうとしてくださっただけでなく、さらに一歩進んで、一番貴重な贈り物――ご自分の息子を送ってくださったのです。神は1人でも滅びることを望まれません。あなたが救われることを切望しておられるのです。だからイエスはあなたの身代わりになって死なれたのです。この世の多くの人はサタンに加わって天の父なる神に反逆してきました。
Supplemental Study
ツロの王とバビロンの王に象徴されたサタン聖書は、イザヤ書 14:4-15ではバビロンの王を用いてサタンを象徴し、エゼキエル書 28:11-19ではツロの王を用いてサタンを象徴しています。いずれの場合でも、その象徴するものがこの世の王以上の者であることを私たちは知っています。というのも、神が描写されたその存在が、死ぬべき運命にあるいずれの王にも当てはまらないからです。この聖句の中でルシファー(今はサタンと呼ばれている)がどのように描写されているか、注目してください。* 天から落ちた。(イザヤ 14:12)* 知恵に満ち、美の極みであ(った)。(エゼキエル 28:12)* 神の園であるエデンにいた。(13節)* あらゆる宝石がお前を包んでいた。(13節)* お前を翼を広げて覆うケルブとして造った。(14節)* お前は神の聖なる山にい(た)。(14節)* お前の歩みは無垢であった。(15節) バビロンの王とツロの王が、サタンの王国と同じような政策を行い、同じように完全な滅亡を味わったので、神はサタンの象徴として彼らをお用いになったのです。ほとんどすべての聖書学者が、この象徴化に同意しています。ちなみに、聖書の中にはルシファーへの言及がたくさんありますが(ルカ 4:5,6;10:18、ヨハネ 8:44、ペトロ第二 2:4、ヨハネ第一 3:8、ユダ 6、黙示録 12:7-9)、エゼキエル書 28章とイザヤ書 14章を除いては、ルシファーの全歴史は分かりません。予想外を予想する多くの人は最後のときに、サタンが神の敵として公然と現れると思っていますが、そうではありません。サタンは確かに神の憎むべき敵ですが、彼は義を装って近づいてきます(マタイ 24:24)。サタンは光の天使を装うことができ(コリント第二 11:13-15)、人々の礼拝を要求します(黙示録 13:12)。神のような装いがとてもうまいので、「全地は……この獣に服従した」(黙示録 13:3)と聖書に明白に書かれています。まさに惨事とはこのことです。サタンはキリストのふりがとてもうまいので、ほとんど世界中の人々がキリストに従っていると思いつつ、装ったサタンに従っていくのです。あなたも騙されてしまうのでしょうか? この学習シリーズで学ぶ聖書の警告に注意を払えば、騙されることはありません。輝く天使人々がサタンのことを醜くて真っ赤で、背にこうもりの翼があり、分かれたひづめと先のとがった尾を持つ半人半獣のような生き物だとか、三叉の槍で地獄の火をかき回しているとか思い描くとき、サタンは大いに喜んでいます。真実とは遠く離れているからです。このような概念はギリシア神話に由来します。そんな馬鹿げたことは聖書に記されていません。聖書はサタンのことを、並外れた意志の疎通力を持つ、大変魅力的な輝く天使として描いています。サタンは聖書にも通じています(マタイ 4:5,6)。悪魔は自ら公言した神の敵であり、その目的は神のご品性を辱め、神の王国を乗っ取ることです。さらに、サタンはあなたとあなたの愛する人たちを軽蔑し、滅ぼそうと計画しています。この学習シリーズではサタンの計画を知り、どう防御すればよいかを学びます。偉大な救い主のご加護に身を任せ、主の導きを真剣に祈り求めてください。